小学生、英語の並べかえ問題で苦戦する

英語の並べかえ問題がでたときは

小学生にとって、英語の並べかえ問題はちょっとハードルが高いのかもしれない。
小学生と書いたけれど、中学生になりたての時期も、これから書くことに当てはまる人はけっこういると思う。


先日、英語の並べ替え問題をしていた時のこと。
いわゆる、「英語の整序問題」って言うのですが、英検にも、中学校の定期テストや診断テストにもよく出る問題です。

日本語にあうように、次の英語を意味が通るように、並べ替えなさい。

と言う、あの問題です。

 

この並べ替え問題、正解率は低めです。

英検のように、次の単語を並べ替えて、①と③にあてはまるものを選びなさい。という答え方もあれば、並べ替えたのを全部書く場合もあります。

英検とか、4分の1の確率で正解だけど、見事にひっかかりそうな問題の順番にしてあるんですよね。

 

小学生の英語の語順

小学生の語順の話になりますが。

小学生の並べ替え方って、ホントに日本語に忠実すぎて、口では、I like dogs very much.とかって言ってるのにも関わらず、「私は犬が大好きです。」と書いてあったら、英語も、”I dog….”って言ってしまいます。

「私は、犬が」ってきてるから、”I dogs….”になっちゃうんだろうなって思うのですが、口で言うことと、文を組み立てる力はまた別物ですね。

たくさん英語に触れて、耳で聞いてきても、やっぱり英語の文字と英語の音が結びつかないと難しいところだなと思います。さらには、英語の語順という感覚になってない。

逆を言うと、日本語の語順から抜け出せない子は、ついつい、上記の語順にしてしまいます。

中学生もたまに、まだこの感覚の子がいます。
求められているのは、きれいな日本語ではないといっているのですが。

日本語らしい英語は、結局、目の動きが一定方向に進んでないということなのだけど、それが腑に落ちるまでは、不動宮です。

 

小学生に用語は難しい、説明がわかるまでは別の方法でアプローチ

 

主語、動詞。

主語、動詞ね。

主語の次に動詞がくるって言う説明で、あぁと気がつけるのは中学生。

どれが動詞、何が動詞とか、そもそも動詞ってどういうこと。

この単語の中でどれが「動詞」なんだとわからなければ、主語の次に動詞がくるなんて感覚はない。

小学生が並べ替え問題にどんどん挑戦するには、

似たパターンの繰り返し反復練習、
パターンに慣れる、
単語の並びの感覚を身につけていくようにしていくことでしょうか。

小学生に文法からアプローチできるのは、高学年。

いろいろ言い方を変えて、だんだんと慣れて行くことはできるけど。

主語、動詞、be動詞という言葉を使って、説明するのは、小学生には???だろう。


まずは短い文章から、並べ替えていくと言う感覚をつかむ。

日本語は、あくまでその英語を完成させるためのヒントであって、その通りに英語の文を作っても、永遠に正しい語順は完成しない。


レッスンでは日頃から、英語の語順を意識しているので、中学生にもなると、その感覚がつかめた子は、教科書の本文も、問題集の長文もどんどん読んでいきます。

中学生だけでなく、英語の語順を意識しつづけた小学生も、学年や年齢があがるにつれて、それに慣れてきているように感じます。


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