フォニックスに意識して触れることなく、中学にあがった生徒は、英語を読むときにどうなるか。

フォニックスに意識して触れることなく、中学にあがった生徒は、英語を読むときにどうなるか。

★はじめてみる英単語は読めない。
★単語を覚えるのが大変。
★単語を覚える時は、ローマ字の当て字をする。
★ローマ字読みをするから、単語の最後にp,t,kなどの子音が来たときに、英語らしい発音にならない。

フォニックスをしているから、英語らしい発音になるわけではなく、フォニックス指導の際に、発音についても指導しいてるからというのもありますが、それでも、「それぞれの英語の文字の音は、このように発音する」と言うことをしっているか、知らないかで、発音にも差がでてきます。

また、これまで耳からしか聞いていなかった子は、自分が聞いていた音と、文字が一致することによって、「自力でその単語を書く」ということもできるようになりました。

学校でのフォニックス学習は?

フォニックスは中学の教科書でこれまで全く触れていなかったのかといえば、そうではなくしっかりと教科書のページには載っています。でも、それがあえての「フォニックスの時間」というわけではないのです。

フォニックスに関連することは、教科書の最初の方に載っていたり(それをフォニックスと認識することなく)、時には教科書の下の方にさらっと書いてあったり、クイズ形式で出てきていたりしています。

フォニックスへのアプローチの仕方が、部分的なので、生徒に落とし込まれるまでに時間がかかるところもあるかもしれません。

理想は、小学校では、小学3年生の1年をかけて、中学生の場合は最初の週の授業で、一気に45音を習得してしていけたらいいのにと思うことがあります。それも体系だって。

文字に触れる、文字の音をしる、そして、その文字の音がどこにあるのか、その文字が入った単語を書き取る。

その文字が入った文章に触れる、さらには、英語のリズムにも触れる。

この一連の流れを、小学生の習いはじめの一年をかけて、高学年であれば、まとまった時間をとって、そして中学生であれば、本当に最初の週で集中して連続してすることで、スタートダッシュが変わってくると思います。

意外と見落とされがちなこと

中学生が英語でつまづく原因の1つが、単語が自力で読めないこと。単語が読めないから、英語の文章も読めない。
一ヶ所読めないだけでもやる気が減少するのです。
そして、英単語を覚えなくてはいけない苦行。
言えるだけではなく、書けるようになるということがさらにハードルをあげます。
単語を見て、単語の意味は言えるのですが、単語の意味を見て英語を書くという段階で、しんどくなる。

それは、1から丸覚えをしようとするから、それでなくても以前より触れる単語が増えていますから、負担は増すばかりです。

 

どうしても、英語を始めると言えば、アルファベットの「A,B,C。。。」の「エイ、ビー、スィ。。。」からにと思う人が大半だと思いますが、そこをアルファベットの音から習得することで、今後の英語の読み方が変わってくるのは、生徒達をみて感じます。

アルファベットの名前をいくら知っていても、英単語は読めない。
なぜなら、英単語のほとんどは、英語の音で構成されているから。むしろ、英語を名前読みするのは、母音であって、子音を名前読みする英単語にはほとんど出会わない。

先ほどから、名前読み、音読み、母音、子音という言葉がでてきていますが、表にまとめると。

○アルファベットの名前読み→「A,B,C」を読んで見てくださいと言われたときに、ほぼ9割が「エイ、ビー、スィ」というアルファベットの読みかたといえば、想像がしやすいでしょうか。
「エイ、ビー、スィ、ディ、イー、エフ、ジー♪」っていう歌にもあるあの言い方が、ここでの英語の名前読みです。

○アルファベットの音読み→「ア、ブ、クッ」という英語のもつ音を表す言い方。

○英語の母音→基本は「a,e,i,o,u」
○英語の子音→「母音以外」

 

アルファベットの音読みに関しても、アルファベット順に習うのではなく、よく使う文字から学んで行くと、何文字が習った段階で、自力で読める、書ける単語がでてきます。
これは子どもさんも、親御さんも感動されます。

年齢による取り組み方は様々ですが、フォニックスがいいからと赤ちゃんからするのはまた違います。
中学生ですが、フォニックスは遅すぎるのでしょうか、それもまた違います。
どんな目的で習得したいのか、そこをはっきりとさせることが大切です。

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