フォニックス、フォニックスっていうけど、フォニックスって何?

クラスの仲のいい子が「○○フォニックスっていうのをしているらしい。」気になるなぁ。でも、フォニックスなんて、私たちが中学生の時に学校で英語を習っていたときには、聞いた事なかったなあ。

さぁ、気になるフォニックス、フォニックスって何?

(この記事は2021.3.5の記事を加筆修正しました。)

「フォニックスとは」の説明を聞く前に知っておきたいこと

もう遠い記憶かもしれませんが、お子さんが小学校に入る前後くらいまでの頃を思い出してみて下さい。

赤ちゃんや、幼稚園時代のこと。
生まれたころは、お母さんがたくさん話しかけていましたね。

そしてある日、カタコトの言葉がでたり、いつしかお母さんの口調を真似するようになったり、どこでそんなに覚えたの?ってくらい、たくさんの言葉を話すようになりましたね。

たくさん、たくさんお話できるようになったけれど、「おかあさん、だいすき」っていってた言葉を文字にして書けるようになったのはいつですか?

「おかあさん、だいすき」って書いてある文字を読めるようになったのはいつですか?

それは、ひらがなの読み方や書き方を 教えてもらってからではありませんか。

あるいは、幼稚園や保育園のお友達とお手紙を交換し始めた頃ではありませんか。

おかあさんの「お」は、「お」とかいて、「お」と読むなど。

それぞれのひらがなの文字についての読み方や書き方を知ってから、お子さんは「おかあさんだいすき」と言っていた言葉を文字で表すことができるようになったり、読めるようになってきていると思います。

お子さんは、日本語を「話したり」、「聞いたり」から、ひらがなの書き方、読み方の使い方をしったり、習ったりしながら「読んだり」「書いたり」できるようになってきていると思います。

もちろん、「あ、い、う、え、お」と50音を順番に習ったのではなく、どうしてもお友達の書いた文字をしりたくて「これなんて読むのかな」と思った文字とか、いつも読み聞かせをしてもらっている本によくでてきてい文字、よく目にする文字や、書いて真似しやすい文字などから覚えていったのではないでしょうか。

英語圏の子たちの英語の習得方法は

それと同じような流れで、英語圏の子(私たちが日本語を使っているように英語を使っている子ども達)も、生まれた時から英語をたくさん浴びている(お母さんの語りかけ)。

日常生活で使っている(家族と話す、お友達と話す) など、日常の中に常に英語がある子ども達は、おかあさんや、周りの人が話している言葉をたくさん聞いて、聞いて、聞いて、それを真似して自分でも口から出して話せるようになっていく。

そして、ある日、自分が話している言葉、ここでは英語を「私が(ぼく)が話していることばって、文字で書くとどうあらわすのかな」「ここに書いてあるのって、どうやって読むのかな」と思う時がやってくる。

つまり、日常で話している言葉を文字であらわしたり、表した文字をどんな音で読むのかそれらを知るために、その英語の読み方、書き方やルールを学ぶことが フォニックスです。

 

日本語と英語は、言語を習得していく過程は同じかもしれませんが、日本語と英語とでは、それぞれの言語が持つ特徴が違うので、そこは、フォニックスを学習するときの注意点になります。

フォニックス学習の注意点をしっておこう

フォニックス学習で気をつけるポイントについて。

フォニックスとは、英語の書き方や読み方の指導法でしたね。

読み方をしれば、確かに読める英語は増えます。

だけど、注意点がいくつかあります。

そして、この注意点こそ、かなり多くの人がフォニックスをする際に見落としがちなポイントなのです。

 

まずフォニックスは、日常から英語に触れているという土台があって、より効果を発揮します。

もともと、英語を日常で使っている人たちが学ぶためのルールですから。

なので、ちょっとでもフォニックスを早く学ばせたいからと、赤ちゃんや乳幼児さんに習わせたい!は、まだ早すぎるんです。

赤ちゃんや、年少、年中さんくらいは、耳や体からしっかりと吸収する時期です。

文字を書いたり、読んだりする方に力を入れるのではなく、この時期にしておいたらいいのはこれらです。

英語の読み聞かせをする→自分の読み聞かせに自信がないときは、音源付きの読み聞かせの本もありますね。
英語でたくさん話かける。
英語圏の音楽をたくさん聞く→英語圏の子守唄のような歌をたくさん聞いたり、たくさん歌ったり、歌詞見なくても口から出てくるという状態に。
英語のリズムに合わせて体を動かす。

これらの土台を育てていくことを意識する方がこの時期はいいんですね。
それがあって、フォニックスはより活きてきます。

そもそも、赤ちゃんに鉛筆もって字を書きましょうってことはしないですよね。
そして、フラッシュカードのような右脳教育とは、また違います。

まだ、乳幼児期にあてはまるならば、しっかりと、英語のリズムを感じられる環境を作っていきましょう。

音から英語を吸収する時期を過ぎてしまった場合

「え?でも、もうこんな時期過ぎちゃった、もうフォニックスしても意味ないの?」

いえいえ、意味がないことはありません。

小学生や、中学生や、大人もこのルールで、英語が読めている。

むしろ読むための活用手段としてはフォニックスの知識をどんどん活用していく。

でも、自然と感じることができない英語のリズムにや英語のイントネーションなどは、意識して、練習する、感覚をつかむことが必要になってきます。

意識してが、ポイントです。

 

英語圏の子達は、無意識に、生活していく中で身につけた部分ですから、日本語ネイティブさんは、そこを補いながら取り組んでいきましょう。

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