中学生、学習診断テストでも点をとれる勉強法

「学習の診断」とよばれる診断テスト(香川県の中学生)

香川県の中学生は、「学習の診断」とよばれる診断テストを受けます。香川県に限らず、学校の定期テストでは、いい点が取れるのに、模試や診断テストになるととたんに点がボロボロになる生徒がいます。

各学期の定期テストは、学校の授業の予習をしっかりして、授業を真面目に聞いて、復習して、そして、教科書やワークの内容を丸覚えできれば、高得点が狙えます。

ただ、丸覚えしかしてこなかった生徒には、実は厳しい現実が待っています。

丸暗記することと記憶すること

英語を学習するには、単語を覚えたりする記憶力は欠かせませんが、単語を覚えることと、教科書を丸暗記することとはまた違ってきます。

丸暗記できる力も素晴らしいです。

でもその記憶力を、違った形で活かすと、もっといいことが起こります。

同じ覚えるなら、文の仕組みや、文の中での働きにも着目すると、これは応用に活かせます。

 

学校の内申をあげることも、大事です。
内申をあげるには、そこに一番直結する割合が高い、定期テストでよい点をとることです。

その勉強方法が、丸暗記か、文の仕組みや、文の中での働き、そして、自分の力で、問題や長文の内容を理解してくかで、大きく差がでてきます。

 

丸暗記は、本当に丸暗記な人もいます。
そういう生徒さんは、
主語が変わったらできなくなる。
単語が変わるとできなくなる。
教科書や問題集と違った形で聞かれるとわからなくなる。
という傾向が強い。

習った内容のところであっても、もう別のものになっている。
だって、覚えた内容と単語が違うから。

それって、すごくもったいないと思いませんか。

高校の入試は、教科書からそのまま出てくるわけではありません。
それぞれの教科書で習った、文の仕組みを今度は応用に使って行くのです。

playという単語の意味をしっていても、それが使われ方によって、play,played,playing, playsといろいろ変わっていくこと、そしてその変え方を理解していなければ、使えません。

どうして、sがつくの。edがつくのはどうして。ingの使い方は、そしてsがつく理由。

これらが自分の言葉で説明できたり、理解できていれば、それがどんな単語になっても使えるのです。

レッスンを通してつけたい力

レッスンでは、学校の予習、復習はもちろんですが、習ったことを生徒が自分の力で使えるようになる指導をしています。

高校入試まで、机の横についていることはできません。

レッスン以外で、家庭学習の時に、いつもそばにいられる訳ではありません。

その時に、もう一人の自分が、「ここは、こう考えるんだったね」「気をつけるところは?」「まずはどうするんだったかな」等と「自問自答」し、それに沿ってできるようになる力を育てたい。

それが、家でも、学校でも、そして入試でも再現できるように、そして、入試に向けて土台を積み上げているのです。

どんどん問題を解くよりも、一番の基本の考えを自分の中に落とし込む方が近道のこともあります。

なんとなく、感覚でとく問題は、「感覚」や「勘」が鈍ってしまったら、働きません。
でも、「この問題は、こうだから、こうなる」というしっかりとした理解とそれを使う力があれば、「感覚」や「勘」だけに頼らなくてもいいのです。

「なんとなく、この答えしかはまらない気がする。」

それは、本当だと思います。今まであたってきた問題の感覚が染みついているから出来ることです。
でも、当たる問題が少なければ、その経験値も低く、決定打にはなりません。

確実にバットに当てるためには、素振りだって欠かせないはず。
球速の速い球を打つには、素人が勘だけで振っても、当たらないはず。

2022年の診断テストは、なんと、バレンタインの日。

そして、1日空いて、学年末試験というスケジュール。

計画的に学習は進められているでしょうか。

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