中学生、知っておくと役立つ、過去形の発音の仕方

英語の過去形の発音まで、意識が向いている中学生は少ないかもしれませんが、このルールをしっておくと、次の過去形の発音はどれにあてはまりますかという問題や、実際に、自分が過去形を声に出して読むときに、とっても役に立ちます。

動詞の過去形edの発音の仕方

今回は、主に動詞の規則動詞についてです。
一般動詞の規則動詞の過去形は動詞にedをつけます。

このed には、3通りの読み方があるんです。

中には知らず、知らずのうちに読んでいた人もいるかもしれません。

まさにそれは「感覚」で、いや、自然に発音できちゃってるとでもいいましょうか。「これはこう発音するんですよ」と言わなくても、読めてしまうことがある。

でも、同じ発音するなら確信を持って発音したいと思うし、読めるなら正しく読みたいですよね。

ed を1回でも/d/の音で読んだら、全部そうだと思ってしまう子が多いです。
lookedだろうが、wantedだろうが、ed のところを/d/と読みたくなる。

そしてedを/d/と読んだけど、ちょっと違和感あるなぁと、聞いている方は思うかも。

本人は一生懸命読んでいるので、それに気づくことがないかもしれません。

でも、時々、「えっ?いいんかな、なんか違うな」と、読んでみたけど、考えちゃう子もいます。

あ、これ、自分にも当てはまるなと思ったら、今日から、ここに気をつけてみてください。

 

ed の発音には3通りあります。①/d/②/t/③/id/

使い方が限られているのが③で、単語の最後が、tやdで終わっていたら、ed の発音は/id/になります。

試しに読んでみてください。

 

want/ed wanted, visit/ed visited

/id/と、読むと自然に読めましたか?

次に②の/t/の発音になるのは、単語の最後に/p/,/k/,/f/,/s/,/sh/,/ch/などがくるときです。

このスラッシュ/ /で、囲っている音を音読みで発音してみてください。

何か気がつきましたか?

そう、喉が震えない音のグループ。

 watched, pushed, looked

これらがきたら、/t/と発音します。

/t/も、喉が震えないグループだけど、既に③のグループにいるので、②にはいれません。

それに、/t/ってことは、/t/と/t/が、重なるから、読めないよー、なんですね。

特に、②のグループは、本当によく/d/で発音している中学生多いです。

そして①は、②でも③でもない。と、思ってしまえば簡単だけど、あえて書くなら、単語の最後の音を発音する時、喉が震えるグループです。

 

rained,played

playedに関しては、③と混乱する生徒が必ずいます。

だって/id/って読めるよ。

そうですね、一緒に読むとplayの/ai/の音とed の/d/で、聞こえるけど、あくまで、playとed の関係で考えたら、ed は、/d/しかない。

だから、①のグループ。

そして、例外もあることも、また知っておくといいですね。

 

そして、①、②、③のルールプラス、

例外を覚えておくと、何に時間と力を注いだらいいか見えてきますね。

 

レッスンでは発音も指導していますが、どうしてそういう風になるのかと説明できる年齢や学年には仕組みも説明しています。

ただ、目で見えるルールだけでなく、しっかり発音や読みを練習して、自分の体に体感として落とし込んで行くことも大切なんですよ。

ついつい、目だけの学習をしがちになっている人は、音読、声に出すこともチャレンジしてみましょう。

音読をしっかりしている子は、学校の教科書の読みもスムーズに読めています。

自己流で読んでいると、正しい英語の音は身に付きませんし、英語のリスニングでも聞き取りづらくなってしまいます。



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