クラスの仲のいい子が「○○フォニックスっていうのをしているらしい。」気になるなぁ。
でも、フォニックスなんて、私たちが学校で英語を習っていたときには、聞いた事なかったわ。
さぁ、気になるフォニックス。
「フォニックスとは」の、その前に、
もう遠い記憶かもしれませんが、お子さんが小学校に入る前後くらいまでの頃を思い出してみて下さい。
赤ちゃん、幼稚園時代のこと。
生まれたころは、お母さんがたくさん話しかけていましたね。
そしてある日、カタコトの言葉がでたり、いつしかお母さんの口調を真似するようになったり、どこでそんなに覚えたの?ってくらい、たくさんの言葉を話すようになりましたね。
たくさん、たくさんお話できるようになったけれど、「おかあさん、だいすき」っていってた言葉を文字にして書けるようになったのはいつですか?
「おかあさん、だいすき」って書いてある文字を読めるようになったのはいつですか?
それは、ひらがなの読み方や書き方を 教えてもらってからではありませんか。
おかあさんの「お」は
「お」とかいて、「お」と読むなど。
それぞれのひらがなの文字についての読み方や書き方を習ってから、お子さんは「おかあさんだいすき」と言っていた言葉を文字で表すことができるようになったり、読めるようになってきていると思います。
お子さんは、日本語を「話したり」、「聞いたり」から、ひらがなの書き方、読み方の使い方を習って「読んだり」「書いたり」できるようになってきていると思います。
英語圏の子たち
それと同じような流れで、英語圏の子(私たちが日本語を使っているように英語を使っている子ども達)も、生まれた時から英語をたくさん浴びている(お母さんの語りかけ)。
日常生活で使っている(家族と話す、お友達と話す) など、日常の中に常に英語がある子ども達は、おかあさんや、周りの人が話している言葉をたくさん聞いて、聞いて、聞いて、それを真似して自分でも口から出して話せるようになっていく。
そして、ある日、自分が話している言葉、ここでは英語を「私が(ぼく)が話していることばって、文字で書くとどうあらわすのかな」「ここに書いてあるのって、どうやって読むのかな」と思う時がやってくる。
つまり、日常で話している言葉を文字であらわしたり、表した文字をどんな音で読むのかそれらを知るために、その英語の読み方、書き方やルールを学ぶことが フォニックスです。
ただ、日本語と英語は、言語を習得していく過程は同じかもしれませんが、日本語と英語とでは、それぞれの言語が持つ特徴が違うので、そこは、フォニックスを学習するときの注意点になります。
フォニックス学習の注意点
フォニックス学習で気をつけるポイントについて。
英語の書き方や読み方のルールでしたね。
ルールを知れば確かに読める英語は増えます。
だけど、注意点がいくつかあるんです。
実はこれ、結構見落としがちなポイントです。
まずフォニックスは、日常から英語に触れているという土台があって、より効果を発揮します。
もともと、英語を日常で使っている人たちの学ぶためのルールですから。
なので、ちょっとでもフォニックスを早く学ばせたいからと、赤ちゃんや乳幼児さんに習わせたい!は、まだ早すぎるんです。
赤ちゃんや、年少、年中さんくらいは、耳や体からしっかりと吸収する時期です。
文字を書いたり、読んだりする方に力を入れるのではなく、この時期にしておいたらいいのはこれらです。
○英語の読み聞かせをする→音源付きの読み聞かせもありますね。
○英語でたくさん話かける。
○英語圏の音楽をたくさん聞く→英語圏の子守唄のような歌をたくさん聞いたり、たくさん歌ったり、歌詞見なくても口から出てくるという状態に。
○英語のリズムに合わせて体を動かす。
これらの土台を育てていくことを意識する方がこの時期はいいんですね。
それがあって、フォニックスはより活きてきます。
そもそも、赤ちゃんに鉛筆もって字を書きましょうってことはしないですよね。
そして、フラッシュカードのような右脳教育とは、また違います。
まだ、その乳幼児期にあてはまるならば、しっかりと、英語のリズムを感じられる環境を作っていきましょう。
その時期を過ぎてしまっていたら
「え?でも、もうこんな時期過ぎちゃった、もうフォニックスしても意味ないの?」
いえいえ、意味がないことはありません。
小学生や、中学生や、大人もこのルールで、英語が読めている。
むしろ読むための活用手段としてはどんどん活用していく。
でも、自然と感じることができない英語のリズムにや英語のイントネーションなどは、
意識して、練習する、感覚をつかむことが必要になってきます。
意識してが、ポイントです。
英語圏の子達は、無意識に、生活していく中で身につけた部分ですから、日本語ネイティブさんは、そこを補いながら取り組んでいきましょう。
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