夏休みに小学生の我が子と勉強するときのおすすめポイント

夏休みも、そろそろ折り返し地点に入ってきました。
夏休みの宿題は進んでいるでしょうか。
口を開けば、顔を合わせれば、「夏休みの宿題終わったの?」って聞いていませんか。

夏休みの宿題をスムーズに終わらせ、2学期を楽しく迎えるために、今からでも遅くない、そして来年以降にも、そして日々の学習にも活かせるオススメのポイントをいくつかご紹介します。

夏休みはいろんなタイプの宿題がでる

教室の生徒さんたちにも、宿題の進み具合を聞いていますが、これは学年や学校によってもかなりばらつきがあるようです。
ただ、まだ誰からも宿題が全部終わったという報告は聞いていません。

塾に行っていたとしても、塾は塾でカリキュラムがあり、夏休みの宿題をひとつづつ見てくれるタイプの塾はなかなかありません。

絵画教室、工作クラブ、習字・硬筆教室などに行っていれば、絵や工作、習字の宿題はクリアするはずです。また、現在このような教室に通っていなくても、単発で夏休みの宿題をするきっかけを与えてくれる講座やイベントがあるので、学校からもらってくるお便りや、地域の広報誌、公民館のお知らせ、またはSNSなど夏休み前からリサーチしておくと、2学期の始業式の前に慌てることもなくなります。

今回、そんなチャンスを逃してしまった場合、お母さんやお父さんが、わが子の宿題に付き合うようになると思いますが、そんなときも親子でスムーズに宿題をすすめるためのポイントをいくつかご紹介します。

我が子と一緒に勉強することになったら

夏休みの宿題はクリエイティブ系と、お勉強系にわかれると思います。
特にお勉強系の宿題を一緒にする場合のポイントは、夏休みの宿題に限らず、普段の学校の宿題などに取り組む際にも心に留めておくと、親にとっても、子どもにとっても、お互いにとっていいことだらけです。

さあ、宿題をすることになりました。
まず、何から始めますか。

まずはドリル系からしたらいいと思うわ。夏休みのワークがでているから、これから先にさっさと終わらせたいわ。

えー、ドリルから?ドリルどこにあるかな。お母さん知らない?

いつも、ちゃんと片付けなさいっていってるでしょう。
もう、どこにやったのよ。
宿題がはじまらないじゃない。

いきなり宿題をしようとしたので、ちょっとした親子バトルに発展しちゃいましたね。

これでは、せっくのやる気もどこかにいってしまいそうです。

夏休みの宿題は、まず最初に一覧に目を通しましょう

いきなりワークなどを開くというアクションの前に、まずすることがあります。

それは。。。

夏休みの宿題の一覧に目を通すこと。

宿題をする前に、まず、気をつけるポイントがあります。
・親子で宿題の内容を確認する(把握する)。
・計画をたてる。

ここの親子でというのが、ポイントです。お母さんだけが宿題を内容を知っているだけでは、お子さんは何をすればいいのかわかりません。
逆の場合も、お子さんだけが知っていては、お母さんは「夏休みの宿題をやったの?」と、言うだけの存在になってしまいます。

まずは、親子で宿題の全体量を確認し、大まかな計画をたてます。親子で宿題の内容や量を把握するというのが、宿題をする前の大事なアクションです。その計画だけで、その日の時間がなくなってしまったとしても、ここは焦らずにいきましょう。

 

次に、いつ、何を勉強したらいいかを決める

子どもが宿題をしている姿をみていて思うことは、何をするかわかっている子は、どんどん取り組みます。

しかし、何をしたらいいかがわからない子は、手持無沙汰といいますか、それ以外のことに気が散ってしまい、なかなかスムーズに勉強の態勢にもっていくことができません。これは個人差もありますが。

特に、一人で勉強をしないといけない場合、親が帰ってくるまで何もしてなかったということもあり得ます。

そうならないためにも、この日は何を勉強するのか、どんなことに取り組むのか決めておけば、お母さんやお父さんと一緒に宿題に取り組めなかった日があったとしても、「今日はここまでやっておこうね」とか、「これなら一人でもやれる勉強だ」と子ども自身もわかっていれば、取り組むことができるのではないでしょうか。

学童クラブにいっているお子さんも、地域によってはばらつきがありますが、英語倶楽部パイロットがある地元の小学校区の学童クラブは、午前と午後に一回ずつ、学習の時間が設定されているようです。

そんなときも、その日にすることがわかっていたら、取り組みやすくなりますね。

人に決めてもらったことしかできないと、受け身的な子に成長するのでは?と、心配になるかもしれませんが、「どうやってするのか」ということを、最初こそ手取り足取りで、じっくり向き合ってみましょう

我が子と勉強するときは人と比べるのはNGアクション

我が子と一緒に勉強する時は、決して人と比べない。

それは、その子の兄弟、姉妹だったりも当てはまります。
または、お母さんや、お父さんご自身の子どもの頃だったり。
そして、お子さんのクラスメイトだったり。

比べてもしかたがない。

だって、その子と同じ子は、一人としていないから。

私は趣味でホロスコープを読むことがあるのですが、双子であっても、三つ子であっても実は全然違うのです。ほんの何分かずれているだけでもタイプは違います。

例え、自分に似たタイプだったとしても、100%同じではないから、自分だったらどういう風に考えたかなとか、どうやったら取り組みやすかったかなというアドバイスはできるかもしれませんが。

お母さんは、もっと真面目にやっていたわよ。
これくらいの宿題なら7月中に終わらせていたわ。

一日〇時間は勉強していたわよ。

なんで同じクラスの〇〇君みたいに、できないんだ。

 

そういう言葉を子どもの前で口に出して比べると、子どもはイヤな気持ちしかしませんし、勉強もやりたくなくなります。

お母さん、お父さんはその方法が得意だったのでしょう。
もしかしたら、そうせざるを得なかったのかもしれません。
いずれにしても、我が子と誰かを比べるのはNG行為。

私自身も、この誰かと比べる発言は、もう喉の、ここ、このあたりまででかけてたのだけど、ぐっと飲み込みました。

本当に、つい言いそうになったら飲み込んでください。
言っていいことは、何もないのだから。

イライラしているときは、勉強するタイミングをずらそう

イライラしている時はタイミングをずらしましょう。

イライラするとき、それは自分か、子どもか、あるいは両方の時もあるかもしれませんが、こんな状態で一緒に勉強すると、高確率でNG行為が炸裂します。

子どもが問題ができないことにイライラしてきて、子どもに問題を教えているうちに、問題ができないのは、子どもの学習態度や、生活習慣、ゲームをしているからだとか決めつけてしまって、お説教じみた発言がどんどんでてくることがありませんか。

こうなると、もう一緒に勉強しても、子どもは、お母さんの言葉は右から左へスルーしていきます。
残念ながら何にも頭に入ってきません。

問題ができないことと、問題以外のことは切り分けましょう。
こんな時は、一旦、勉強はやめて、お母さんは、お子さんから離れましょう。そうすることで、ヒートアップした感情がクールダウンします。

・イライラしているときは、一緒に勉強はしない。
・万が一、イライラし始めたら、その場をはなれる。
・一緒に勉強する時は、お互いに、心にゆとりがあるときに行う。

勉強するときに交換条件を持ち出すのはやめよう

勉強をする際に、交換条件を持ち出すこと

これも、よくあることかなと思います。
勉強しないなら、その子の好きなものをおあずけにしたり、取り上げてしまうこと。

のび太くんのママが結構そういう発言をしていますね。
年代とともに、ママ像が変わってきているかもしれませんが。

一挙見、「映画ドラえもん」を見ていて、だいたいのび太くんがテストで点が悪かったら、ママはキレながら「外出禁止!おやつ抜き!晩ご飯抜き!」と、頭が噴火してます。

かっか、かっかと噴火しているときは、後のことを考えずに発言してしまっている事がほとんどです。売り言葉に、買い言葉も。

こどもからしたら、怒られるだけ怒られて、何のフォローもなにもなく、一体どうしろと?
親への不信感もわくかもしれませんね。

はい、また交換条件ね。
あ、でた、交換条件。

・〇〇をしないなら、▲▲してはいけない。
・勉強しないなら、〇〇は買ってあげない。
・勉強しないなら、ゲームはおあずけ。
いつも、交換条件を提示しないと、勉強しない習慣をつけていたら、しばりが無くなった時にどうしますか。これは勉強に限らず、つい交換条件を持ち出していませんか。
子どもは交換条件には敏感です。

まとめ

こどもと一緒に勉強するなら、まずは親である自分が機嫌のいいときに。

自分が機嫌がよければ、多少子どもが、イライラをぶつけてきてもスルーできます。

宿題の全部を見るっていうのは、正直難しいと思うし、学年があがるにつれて、勉強そのものを見るのは難しくなってくると思いますが、その時は、別の方法でしっかりサポートしましょう。

家庭でなかなかサポートのきっかけ作りが難しい時は、こちらのイベントに参加してみませんか。
生徒さん達や、保護者の方にも喜ばれているのが、こちら。
夏休みの宿題を終わらせるために、宿題のやる気をアップするイベント開催

そして、勉強は計画性と、実行力と、継続力が必要です。
まだ小学生は、これらのことを自分の力で、全部こなすことはできません。

いづれ手が離れるその時までに、できるだけ関わって、やり方を教えていきましょう。知らないことは、できません。いろんなことを教えられるのが、家にいる時間が長い夏休みかもしれません。

いい夏休みの思い出がたくさん作れますように。

夏休みの宿題と言えば、読書感想文で手が止まっていませんか。その場合は、このブログ記事が参考になると思います。また、お子さんに対して、ついイライラしちゃうときは、日頃から、こんな感じでお子さんのことを呼んでみたらいかがでしょう。それぞれ記事を参考にしてみてくださいね

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